吉田知世

年譜
1986 神奈川県横浜市生まれ
2020 横浜市にて「なみまの工房」として窯を構える
[ 略歴 ]
2008 武蔵野美術大学造形学部 空間演出デザイン学科卒業
2014 リンツ美術工芸大学 BA 陶芸学科卒業（オーストリア）
2019 茨城県立笠間陶芸大学校 研究科卒業
[ 公募展 ]
2006 第 21 回国民文化祭山口「光と木・竹の造形展」、市長賞受賞（山口）
＊菊地千絵との共同制作
2011 第 18 回美濃和紙あかりアート展、日比野克彦賞受賞（岐阜）
2013 第 8 回国際陶磁器ビエンナーレ、シュタイヤーマルク州知事賞受賞
（カップフェンベルク、オーストリア）
2023 第 62 回ファエンツァ国際陶芸展、入選（ファエンツァ、イタリア）
[ 個展 ]
2013 「ein begrenzter Raum」、Kunst im Bad（リンツ、オーストリア）
2022 「Poetry in Form」、KANZ（ベネチア、イタリア）
2023 「なみまの展」、笠間工芸の丘（笠間、茨城）
2025 「なみまの展」、Nicchia imakohji（鎌倉、神奈川）
[ 主なグループ展 ]
2012 「Best off」、Tabakfabrik（リンツ、オーストリア）
2013 二人展「Beyond」、Volksbank Galerie（グムンデン、オーストリア）
2014 「STOFFWECHSEL Wien.Manufaktur.Porzellan」、Museum für Angewandte Kunst
（ウィーン、オーストリア）
2021 「新進作家陶芸展」、笠間工芸の丘（笠間、茨城）
2024 「Spiral Independent Creators Festival 25」、Spiral（東京）
[ パブリックコレクション］
ファエンツァ国際陶磁器博物館（イタリア）

制作について
一つ一つ自分の手で成形し、形にしていく過程をとても大切にしています。形は私の身体か
ら生まれたもので、たとえ手の跡がなくても形の線に人の感触が残っています。その感触は鑑
賞者の感覚を刺激し、そこに寄り添うことができると考えています。
作品のモチーフは、波や雨、雲などの自然現象です。小さな雨粒はささやくような音かもし
れませんが、自然の細部に耳を傾ける時、日常とは異なる時間の流れに豊かさを感じます。
私は作品が、それを観る人、手に取る人にとって何かを想像したり、思い出すきっかけになっ
てほしいと思っています。それはいつか見た景色や、いつか見てみたい景色、その人の内面に
広がる世界への橋となります。陶という素材から感じられる自然の感触、作品が繋ぐイメージ
に触れることで膨らんでいく「今」という時間。
日々の暮らしの一場面に、意識の上で忘れられていたものを再発見することができる瞬間を
提供したいと思っています。


直径 約12.0㎝　
口径　約11.5㎝
高さ　約7.5㎝
素材：陶器
No.ky.y10-2

※1　一つ一つ手作業で制作しておりますので商品により大きさに多少の差異がございます。商品の特性をご理解いただいた上、お買い求め下さい。

※2　作家さん手作りの1点ものにつき、店頭にて先に売れてしまう場合もございます。万が一売り切れの際はご容赦下さいませ。

※3　お客様の理由（ご注文間違い、思っていたものと違う等）によるご返品・交換は承れません。