吉川雪月　朱泥梨皮窯変藻掛　茶注

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吉川雪月　朱泥梨皮窯変藻掛　茶注

吉川雪月　

1973年生まれ
二代目雪堂さんの長男
幼少の頃から、急須を作る先代の姿を見て育っていましたが、令和3年迄は公務員として市役所に就労されていました。
その時の職務から常滑焼の魅力を感じ、早期退職をし工房へ入る決心をされたそうです。

先代から二代目、三代目と代々が常滑焼の朱泥を拘り引き継ぎ続けている急須作り、その精巧な完成度の高さも引き継がれつつあります。
作陶を本格的に開始した翌年には、日本煎茶工芸展で文部科学大臣賞を受賞。
妻、千尋さんは急須に精巧な彫りを施す類稀な職人。
夫婦での協力（強力）な急須作りは既に急須ファンに期待されています。

又、窯変や藻掛け、薪窯での技法にも挑戦する等、新たな作品作りに活かし、邁進し続けています。

陶歴
昭和48年6月18日生まれ
令和3年4月　父・二代吉川雪堂及び加藤秋景氏に師事
令和4年3月　東海伝統工芸展　入選
　　　　　　日本煎茶工芸展　入選
令和5年3月　東海伝統工芸展　入選
　　　　　　日本煎茶工芸展　文部科学大臣賞受賞

常滑に於けるやきものの歴史は古く、
日本六古窯（常滑、備前、瀬戸、丹波、信楽、越前）の中でも、
最大の古窯址を有する最古のやきものの地で、その発祥は平安時代までも遡ります。

また、中国江蘇省宜興に起こった朱泥の技法も、常滑に於いては
安政年間に既に試みられていましたが、明治十一年に清国の金士恒が来日し、
中国式朱泥茶器の製法が伝授されたことにより、常滑朱泥の技法は躍進的に向上し、
江蘇省の宜興朱泥を凌ぐ程になりました。

更にその後の急速な発展と多くの進歩は常滑朱泥の名声を全国的に高め、
各種国際展にも出品する等、益々評価を高めております。

この茶器の製作工程はすべて手作業によるもので、
釉薬を用いず素朴な肌色と穏和な光沢を特色としており、
ご使用の度合いが深まれば深まるほどに
器胎に味わいの深い光沢と風合いが増す長所があります。

長くご愛用いただき、その変化をお楽しみください。

サイズ：
直径(胴体部分)　8.9㎝　
口径（蓋部分）　5.7㎝
全長（取っ手含）13.7㎝
高さ（底からつまみまで）9.8㎝
容量　　230cc
素材：陶器
ASG㉔-07

※1　一つ一つ手作業で制作しておりますので商品により大きさに多少の差異がございます。商品の特性をご理解いただいた上、お買い求め下さい。

※2　作家さん手作りの1点ものにつき、店頭にて先に売れてしまう場合もございます。万が一売り切れの際はご容赦下さいませ。